2020年4月8日 相場の見通し①

◎はじめに

 今回は、FACTSETという米国の情報サイトのデータを参考に分析を行ってみたいと思います。このFACTSETは米国のS&Pの利益予想を毎週更新している会社です。時々、日経新聞もこのデータを参考に記事を載せております。それでは今回も分析していきます。

◎米国の企業業績

 今回はこの企業業績からのアプローチを行います。2020年3月21日相場の見通しで企業業績からのアプローチをしましたが、それも参考に分析していきます。

 まず、今回4月8日付の日経新聞で『米国の1~3月期の企業業績が4兆ドル減、年初比10%減』という記事がでました。詳しい内容は著作権もありますので書けませんが、結構悪いということです。現在の状況を考えますと、4~6月期はもっと悪化する可能性が高いと思います。

 参考までに考えると、今回の1~3月期のうち、今回のコロナの影響っていつぐらいから出始めたのか。NY州が本格的な都市閉鎖を発表したのが3月20日、相場がコロナを意識し始めたのが、2月の後半。そう考えると、実際先行きの業績に??マークが付き始めたのは3月初めぐらいからかなと思います。つまり、1か月の影響で10%の減益になります。そう考えますと、まぁ1か月で大きく減ったなーと思います。

 ちょっとここで、数字で考えてみるとわかりやすいです。例えばコロナの影響なしで、利益を1月100、2月も100、3月も100と見積もったとします。合計300の利益ですね。これが今回10%の減益になったわけですから、3月に30減ったということになりますので、1月100、2月200、3月70となります。つまり、単月で約30%の減益になったということです。そう考えると、4月~6月は30%~40%ぐらい減益になるのかなぁと思いますよね。それを踏まえて現在、世の中はどんな予想で組み立てられているのかを考察します。

 まず調べたいのは、年始の予想と今の予想でどのぐらい企業利益が減っているのかです。上記の会社の情報ですと、2020年の一株利益(以下EPSと書きます)は177ドルとなっております。2019年が162ドルですので約10%ほど今年の利益は増益するという予想でした。それが今どうなっているか。

最新(2020年3月)の予想では、今年のEPSは160ドルになっております。つまり、現時点では、今業績は悪いが、年後半回復するのでその結果、2019年と同じぐらいの業績で着地するというのが予想です。そして、年始の予想と比べますと177ドルが160ドルになっておりまして、約10%ほど下方修正されております。

に続きます。

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