2020年3月7日 相場の見通し①

◎はじめに

 先週も大荒れになった相場。非常に厳しい相場展開になっておりますので、再度ここで整理とともに想定を立てていきたいと思います。
今回は少し長いので、分けて記事を投稿します。お付き合いください。

◎現状の整理

 先ほど書きましたように、コロナの感染拡大による不安膨張のため相場が急落しております。米国までは拡大しないだろうと相場は判断しておりましたがそうはいかず…米国の経済まで止まってしまうのか…そんな不安が一気に増しております。

 現在の状況から考えると米国の感染者はここからさらに増えると思います。結果経済は悪化するのですが、ITの国である米国は中国や日本と比べると影響はそこまで大きくないと思います。まぁ影響が大きくないと言いますか、影響を受ける業種とそうでない業種に分かれると思います。GAFAなどの影響は限定的、むしろアマゾンなどは業績がプラスになる可能性すらあると思います。

 ただ、外出禁止などにより米国GDPの一番重要な消費が減りますので、GDPはかなり悪化してしまうと思います。

結論は、全体感は悪いが、個別で考えるとそうでない会社もあるということです。

 また、コロナのワクチン開発の状況について調べてみました。

コロナのワクチンの治験を一番先にスタートする可能性が高いのは、日本や中国ではなく米国です。4月中におそらく治験が始まります。ここは非常に残念です。拡大が先に始まった先進国の日本。先日、アンジェスという会社がワクチン開発に取り組むという話が出ましたが、治験ができるのはまだ先です。再生医療がどうだとか言っていますが、米国にスピードで惨敗状態です。

何が違うかというと、やはり国です。米国は今回、新型コロナ対策予算を870億ドル計上することを発表しています。スピードやばいです。ただ、ワクチンが出来上がるのには早くても1年から1年半かかるとされており、今年のコロナには対応できなさそうです。現対応としては、すでに使われている薬で対応するしかなさそうです。

 さらに次にコロナウイルスの耐熱性について調べてみました。インフルエンザなどは寒く乾燥した冬にだいたい流行ります。それは湿度が低く、寒いときにウイルスが活性化するからだといわれています。そのため、コロナもあたたかくなってくれば自然と落ち着いてくるというのが予想です。しかし、世界で広まっているコロナですが、高温多湿であるシンガポールでも現在感染者は拡大しているんです。とある研究では、コロナについて、気温が上がったから、湿度が高いからといってこのウイルスは弱くならないと発表しているところもあります。ただ、この真偽はまだわかりません。ただ、手強いウイルスであることは間違いないと思います。

◎今後の相場展開

 ここが一番大事ですね。それではここから今後の相場展開を予想します。かなり難しいですが、やってみます。
まず最初に今の相場状態を確認します。
それぞれ書いていきます。(3月6日時点)

・NYダウは1000ドル前後の単位で上下

・米国長期金利1%割れ。それどころか、0.7%(3月6日)まで下落

・NY金は史上最高値1670ドルへ上昇

・原油WTIは41ドルへ下落。2018年末の米国景気が失速すると市場が織り込み始めたとき以上に下落

・恐怖指数VIXは一時54まで上昇

 ざっくりとこんな感じです。
それぞれの水準が大きく下抜け、上抜けしていることがわかります。お金がかなり保守的に動いていることがわかります。 
 いろいろ見る中で一番気になったのは金利です。0.7%までいくのはかなり衝撃です。景気後退(リセッション)を織り込んだ水準だと思います。ただ、一方でVIXが50を超えましたので、一時的に行きすぎているとの判断もできます。今の判断では後者でしょう。

 今回の動きをみて私が思ったのは、過剰流動性の動きの激しさです。お金があふれた結果、お金の動きが一方向に向きやすい、しかもスピードが速いと感じました。このような状況はしばらく続くと思います。
 今回の動きと今の心理状況をみて、ここからまだ下がる可能性が高そうだと思います。理由を説明します。こんな状況なので理由を挙げればキリがないように思いますが、私の中で理由はひとつ。今の状況でもまだ期待感があるからです。

その期待感とは3つです。ひとつは政策期待、ふたつ目は国の考え、最後にWHOなどの専門家の期待です。まだ楽観視しているように思います。

に続きます。

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