景気が悪いのに株が上がる!? ~雇用統計を受けて~

相場の見通しをおとどけ

金曜日のNY株は引き続き堅調に推移し、NYダウ455ドル高の24,331ドル。
いやー、アメリカ株の強さはすごいです。

ところでマーケットが始まる前に発表があった雇用統計はどうだったか。
4月の雇用統計は、前月比2050万人減と減少幅は過去最大を記録、失業率も過去最大の14.7%の悪化となりました。

ニュースとか新聞を見ていても、“過去最大の悪化” “戦後最悪” “リーマンショック越え”
まぁ事実ですが、『経済は悪いんだ』というイメージがしっかりと刻まれます。

ただ、株式市場は上昇。面白い世界です。

少し話が逸れますが、先日ある証券会社から、初めての口座開設後買に買付をした銘柄のランキングの発表がありました。たしか、4位ぐらいに入っていたのは、日経平均ダブルインバース。日経平均が下がれば、2倍上がる商品ですね。

相場が下がれば、儲かる商品を持っている人からすれば、『景気が悪いのに、なんで株が上がるんだー!納得いかん』 って感じですよね。

大きな理由は金融緩和が行われているという点にあるかと思いますが、他にもいくつか理由はあります。

その一つとして、織り込み済みだということ。

相場は半年先をみて動くなんて言われますが、常に先を見据えて動いています。今回の雇用統計も週ごとにでてくる数字が頭に入っていれば、想定がつくわけです。

新規失業保険の申請者は月初で週間600万人程、月末で週間360万人程になっていましたので、雇用減は2000万人程になる。

失業率も労働人口は1億7000万人いるので、だいたい15%ぐらいになる。

このように、点と点を線で結んでおけば、繋がることって金融の世界にはたくさんあります。

統計の発表とか、流さずにみていけば先行きについて見通しはつきます。

今回のことも分かっていた。だから敢えて、もう一度騒ぐ内容じゃないんですよね。ヘッドラインニュースに踊らされないことが大切です。

たしかに数字はショッキングなものですが、これで株は下がらないということです。

お金の流れは常に先を見て動いています。今はロックダウン解除後、どれぐらい経済活動が戻るのかという点を気にしていると思います。

株の下落があるとすれば、この先の不透明感が強くなるときです。

火種になりそうなのは

・米中の貿易交渉

・米国大統領選挙

・コロナ感染再拡大

・原油相場

ざっと上げるとこんな感じでしょうか。おそらく、まだ出てくると思いますが。

一つ一つ分析を行うことで、先行きについての方向性は見えてくるかと思います。

本日も最後までお読み頂きありがとうございます。

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