新型コロナワクチン 開発動向アップデート

相場の見通しをおとどけ

ワクチン開発は期待以上の展開で進んでいるかと思います。ワープスピード作戦に採用されている企業も脱落者なしです。

このワクチン開発動向はコロナリスクの精神的軽減になりますので、動向がよければ相場にとってはプラスになります。ただ、既に最終治験まで進んでいる企業がありますので、あとは結果のみになります。そのため、ここからワクチン開発による期待感で相場が上昇することは限定的だと思われます。

逆にワクチン開発がうまくいかないとなったときには一度売りだと思います。



それでは状況を整理します。

まず先頭グループは
☆アストラゼネカ/オックスフォード
☆モデルナ/ロンザ
☆ファイザー/ビオンテック

アストラゼネカ/オックスフォードは英国などで第三相試験中で、8月から米国で第三相試験が始まります。
モデルナ/ロンザ、ファイザー/ビオンテックは7月27日より、米国で第三相試験が開始されました。

ここからは結果を待つ形になります。

過去、モデルナ始め、ビオンテック、アストラゼネカと抗体が確認された!免疫反応も良好!というニュースフローが流れています。これは第一相や第二相の結果を受けてのものです。このまま順調にいけば第三相も良い結果が聞けそうですが、もちろん簡単ではありません。
第三相で期待される結果とは“FDAから承認が得られる結果”です。
では、どのような条件が揃えば、FDAから承認が得られるのか?

FDAは新型コロナウイルスワクチンを承認する最低基準として
「ワクチンを投与された人の体内に、抗体やT細胞ができたということでは認めない。実際に新型コロナへの感染が50%以上抑えられたことがデータで確認できること」としています。
ハードルは高いと考えておいた方がいいです。また第三相から一気に3万人規模と人数が増えます。ワクチンの大量製造は技術的に難しいらしく、量産した場合には期待した成果が得られないこともあるようです。

最初に第三相試験が始まっているのは、モデルナ/ロンザ、ファイザー/ビオンテックです。これから結果がでてくるわけですが、第三相の結果がわかり始めるのは早くても9月です。
第三相では被験者は2回注射されます。1回注射を受けた後、4週間後にもう1回注射をするそうです。それから少なくとも経過観察期間として2週間以上は必要かと思います。
そう考えますと、第三試験の結果が分かり始めるのは、9月半ばから10月頃かと思います。
ビオンテックは10月中に承認申請をしたいと言っているようですが、3万人という規模がどれぐらいで終わるでしょうか。初日は120人への投与が行われたようです。

冒頭で述べたように9月から10月頃に出る結果が満足のいくものでなければ売りだと思います。ここで変に、モデルナがダメでもファイザーがいけるかも!とか、ジョンソンアンドジョンソンなら成功するんじゃないか!とか期待は持たない方がいいと思います。
もちろん成功をすること祈っていますが、運用においてはリスク管理をしていきましょう。

本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

以上

TODOKERU

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